2025.07.31 お役立ちコラム

AIで遺失物管理業務を便利に!具体的な活用方法と3つの注意点

ホテルや商業施設では、日常的に忘れ物の管理業務が発生します。特に大型の施設では多くの利用者があるかつ拾得場所も多岐にわたるため、記録・検索・問合せ対応に一段と手間がかかってしまいます。
こうした業務の効率化・品質向上に貢献するのが、AIを搭載したクラウド型の遺失物管理システムです。今回は、その具体的な活用例と、利用時に注意すべき3つのポイントを紹介します。

AI活用で実現する業務効率化

拾得物の入力補助

拾得物を登録する際、スタッフが手作業でシステム上に1点1点の品目や特徴を記載するのは手間がかかります。
AI画像認識や自然言語処理を活用すれば、スマートフォンで撮影した画像から「スマートフォン」「傘」「財布」などの品目を自動認識したり、例えばスマートフォンであれば「iPhone、黒色、ステッカー付」といった特徴を自動入力したりすることができます。

お客様からの問合せ対応のサポート

「黒い長財布を昨日ロビーで失くした」といった問い合わせに対して、AIが登録されている拾得物データと照合し、該当しそうな候補を抽出・提示してくれる機能も登場しています。これにより、スタッフの検索・確認作業の時間を大幅に短縮できます。

AI活用時に注意すべき3つのポイント

AI機能は“サポート”にすぎない

AIの提案結果はあくまで過去データからの推測であり、必ずしも正しいとは限りません。撮影した画像を分析して入力された遺失物名が誤っている、検索しても候補に該当遺失物が表示されないといったケースもあります。AI機能を活用する場合であっても、重要な場面では人による最終確認を行うのが良いでしょう。

プライバシー・個人情報への配慮が不可欠

拾得物には、マイナンバーカードやクレジットカードなど、そもそもシステムへの画像登録が原則禁止されている物品や、個人情報が含まれているものもあります。AI機能を搭載したサービスを活用する際には、個人情報の登録に対して適切な処理ができるかや、クラウド上の保存範囲・自動学習への使用有無について確認することも重要です。

“何でもAI”ではなく適切な活用を

一見あると便利そうに見えるAI機能ですが、その分利用料が高くなるケースもあります。AI機能があるからいいシステムという訳ではないので、自施設にとって本当にその機能が必要か、使いやすいかといった点でシステムを選定するようにしましょう。

まとめ

AIを活用することで、煩雑になりがちな遺失物管理業務をよりスピーディに行うことができます。ただし、重要な場面では人の目と判断を加えながら使うことが重要です。

当社システムの紹介

当社の遺失物管理システムもAIによる画像解析機能を搭載しており、画像を撮影するだけで遺失物名や特徴などが自動入力されます。一方で、個人情報が含まれた物品を撮影した際には、自動入力がオフになる機能もあるため、業務に慣れていないスタッフが誤って情報を登録するリスクも防ぐことができます。「システムを導入したいけれど登録作業の負担は結局Excelと変わらないのでは?」「AI機能って実際どれくらい正確なの?」など気になる方は是非一度お問合せください!

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